オーバーホールとは時計などの機械製品を分解点検、洗浄などをしてもとの状態に戻すことをいいます。時計の性能や精度を維持するためには定期的なメンテナンスが必要です。長期間使用できる時計でも内部に汚れがたまったり、摩擦が生じる部分では油が劣化します。そのまま放っておくと油切れを起こし、パーツが摩耗して故障の原因となります。
時計を長く使いたいのであれば、故障したときに修理に出すのではなく、定期的に異常がないかをチェックし、故障を未然に防ぐことが大切なのです。
オーバーホールはメーカーに依頼することも、一般の時計修理専門店に依頼することも可能です。メンテナンス費用の相場はだいたい3万円から5万円だと言われています。依頼先によって大きく違うようです。
オメガを正規で依頼する場合、スウォッチグループに依頼することになります。時計修理専門店の場合はいわゆる町の時計屋さんから家電量販店や百貨店内にある時計店、ネットでの受付を行っている修理専門店まで、さまざまなところでメンテナンスを受け付けています。費用や品質はそれぞれで異なっていると言えるでしょう。

メーカーに正規で依頼する場合の長所と短所

オメガのメンテナンスはメーカーであるスウォッチグループに任せれば技術的にも信頼がおけて安心です。分解して壊れているパーツがあったとしても、純正パーツが用意されているので問題もありません。
しかし、メーカーに依頼する場合で気になるのはコスト面です。キャリバーの違いなどで料金は異なりますが、5万円から8万円ほどの料金がかかります。
メンテナンスの際、破損パーツがあれば交換しますが、その部品代は別途修理代がかかります。正規でのメンテナンスでは部品交換も多くなりがちで、一般の時計専門店などと比べるとメンテナンス料金は高い上にプラスアルファがかかると考えてよいでしょう。
一般的に時計のメンテナンスは4年から5年ごとに行うのがよいとされています。長い期間で考えてもやはりコスト負担は大きいです。
メーカーに依頼する場合はカスタマーサービスセンターを利用するとよいです。

一般の時計修理専門店に依頼する場合の長所と短所

メーカー以外の時計専門店にメンテナンスを依頼することのメリットは料金の安さです。平均的なメンテナンス費用は3万円ほどとなっており、4、5年ごとにメンテナンスをすることを考えると、経済的な負担は抑えられます。
ただし、オメガには独自の技術が駆使された時計ですので、設備の不足するような小さな時計工房で修理してもらうことは不安が残ります。また、一般店への純正パーツの供給が少ないので、修理が必要な場合でも修理ができないということもあります。
技術的にはメーカーに劣らない時計専門店も多く存在しますので、信頼のおけるお店を知っているのであれば、そこに依頼してもよいでしょう。
国家資格に時計修理技能士というものがあります。等級が1級から3級まであり、技能の程度がわかります。1級の時計修理技能士やメーカー出身の時計技師などがいるお店で、オーバーホール実績を確認した上でメンテナンスを行ってもらうのも一つの方法です。
大切な時計を長く使いたいのであれば、どこにメンテナンスを依頼するのか、時間をかけて調べてみることをおすすめします